不妊鍼灸の鍼は痛いの? 鍼の太さはどのくらい?
妊活をしていて鍼灸治療院に初めて来られた方が、注射針や縫い針のような太い針をイメージされていて、その為「痛いのでは・・・」「出血するのかも・・・」と不安に感じていたとお話して下さった事がありました。
そのような未経験の方に、実際当院で使っている鍼をお見せすると、皆さん鍼の細さにビックリ!!。
今回は、
不妊鍼灸で使う鍼は「細くて痛みが少なく、慣れると気持ちが良い・・・」と言う事を分かっていただきたく、「鍼」について説明をしていきたいと思い取り上げました。
不妊で使う鍼はどのくらい太いの?
□ 太さについて
不妊鍼灸で使っている鍼の太さはとても細いです。主に、0.14ミリ(0番) から 0.20㎜(3番) までの3種類を使用しています。
針の太さを例えると、
0番の針は「猫じゃらしのようなソフトにたわむ感じ」、3番は「小猫の鬚ぐらいの細さ」そんなイメージです。
そのくらい細い針なので、皮膚に刺しても「ズキン」とするような鋭い痛みはほぼ起こら無い・・・」と想像できるかと思います。
ちなみに、0番は美容の鍼(顔に刺す)としても用いています。
□ 素材について
一般的にはステンレス製が多く当院もそれを使用しています。また、鍼は感染症を防ぐ為に使い捨て(ディスポーザブル)を採用しています。
刺すと痛いの?
どのくらいまで刺すの?
鍼の経験が無い方が「痛いかも」と不安に感じる場面は、多くが皮膚に刺すその一瞬だと思います。あるいは、鍼治療が初めてで緊張していたり、” 注射針→鍼→痛い ” と連想して恐怖心が起こるからかもしれません。
ただ、不妊鍼で使用する鍼は先ほど書いた様にとても細い針です。思ったよりも痛く無いと想像してもらえるはずです。
刺す深さは、ツボによって違いますが、基本的に1ミリ~50ミリ、妊活の鍼は 1ミリ~20ミリほどと少し浅めです。皮膚に対して直角に刺す場合もあれば、平行に皮膚に沿わして刺す場合もあります。
刺した後はどうするの?
どんな感じがするの?
針を刺した後は、気をコントロールする為に手で鍼を動かして操作する「手技」を加える事があります。手技の手法は多数あり、それぞれ違う感覚が感じられます。
目的に応じて、
例えば
・子宮を整える
・卵巣へ血を巡らせる
・冷えを取る
・気の滞りを取る
・ストレスを緩和する ・・・
に合わせて手法を使い分けています。
ただ、鍼が初めてだったり治療に慣れていない方、生理期間中などの時は、基本的に手技は行いません。
どんな感じがするの? については、以前詳しくブログを書いたので、
【 鍼治療している時に「ズーンとひびく感じ」「重い感じ」 がするのですがなぜですか?]
→ https://www.aonomori.com/blog/3572/
をご覧ください。
最後に
蒼の森鍼灸院では、鍼灸施術を受ける方が不安を感じる事なく、この鍼なら平気かも・・・と思っていただけるような施術を心がけておりますので、安心して受けにいらして下さればと思います。
記: 林