ブログ

めまいと鍼灸治療について

今年は、梅雨入り以降も気温が低い日が続いたり朝晩の温度差が激しい日もあったので、いつもより体調を崩される方が多かったです。
「湿」の多いいこの期間に気温が下がると、体内に「冷え」も一緒に連れてきて、体の60%を占めている水分にも影響を及ぼして、ひざや足首に水がたまったり、気や血の流れを詰まらせて頭痛や関節痛などの痛みを引き起こしたりします。
6月は特に「下痢」「めまい」「頭痛」を発症される方が多かったように感じます。

今回はこの中の「めまい」について書きたいと思います。

 

 

めまい

めまいは、天井など空間がぐるぐる回るもの、頭を動かすと波打つように体がふら付くもの、目の前が霞んだり真っ暗になったりするもの、立ち眩みのようなものを言います。

私たちの体や内耳にはバランスを保つ機能が備わっていて姿勢維持していますが、何らかの原因で上手くバランスが取れなくなるとそれが原因でめまいとして現れます。
その他、栄養不足や貧血気味の方、頸部由来のめまい、目からくるもの、月経周期の乱れ更年期症状などでもめまいが起こる場合があります。
中には、脳の病気など緊急を要するものもありますので、鍼灸の対象となりうるかどうか判断しながら進めていきます。

 

 

 

東洋医学からみて

脳や内耳が機能異常原因で気血が上昇できないタイプと不要なものが頭部に上昇してしまいそれが動き回る事で起こるタイプとがあります。

東洋医学では、揺れたり動いたりする症状を「風(ふう)」と言い、めまいはこれが原因で症状が起こっている場合が多いいので、この「風」が起こった原因を考えながら施術をしていきます。また、動きだした時に目の前がくらっとして倒れそうになる場合は、栄養や血流循環が十分でないことが原因で起こる場合が多いいので、頭部の気血の循環改善を目的にした施術を行っています。

 

 

 

めまいの4つのタイプ

●やる気が出ないタイプ

ふら付く、貧血、立ち眩み、、息切れする、頭がぼんやりする、疲れやすい、足腰の冷え

→気血が不足してうまく頭部に上昇できず発症(気血両虚)

もともと虚弱な人や疲れやすい人。目の前が暗くなり立ち眩みを起こすのはこのタイプです。。

 

●ほてるタイプ

回転性のめまい・不眠・寝汗・動悸

→肝と腎の陰液不足で陽気が上昇してめまいを発症(肝陽上亢)

ストレスが多く怒りっぽい人、手足がほてり熱気が上昇している人が多いいです。

 

●イライラするタイプ

回転性のめまい・頭痛・肩こり・のぼせ・耳鳴り

→肝気が停滞し熱化し上昇してめまいを発症(肝火上炎)

ほてるタイプよりめまいが強く表れます。怒りっぽい人が多く、高血圧、眠りが浅い人、メニュエル病のめまいもこのタイプになります。

 

●疲れやすいタイプ

回転性のめまい・体がだるい・息切れ・吐き気・食欲不振・いつも眠い

→体に余分な水分が停滞して、頭部に十分な気血が上昇できずに起こるめまい(痰濁)

暴飲暴食をし続けた人、睡眠不足、偏食の方が多く、食事内容の見直しが必要なタイプです。

 

 

 

私が良く使う主要なツボです

合谷:気を補う

足三里:不足した血を補う

百会・行間:イライラしたり熱を冷ます効果がる。

太衝:肝の陽気を鎮める

太溪:肝と腎の陰液を補い熱を冷ます

陰陵泉:津液の巡りを整える

豊隆;湿を取り除く

 

 

 

 

随伴症状として発症しためまい

 

●ご年配の方で高血圧や不整脈がある方

流動性の波打つタイプのめまいが多かったです。すぐには改善できませんが、普段からの食事に注意していただいています。また、足腰の筋力が低下している方にはそれもめまいの原因となりますので、運動不足にならないよう、先週はどのくらい歩かれたかなどもお伺いしています。
ちなみに、運動は筋肉だけでなく脳も刺激しますので活性化して老化防止にもなります。

 

●3年前のむち打ちが原因で慢性的にめまいが起こる方

自律神経に影響を及ぼして頭痛や多汗、前頸部の凝りを発症していました。

 

●精神的なストレスからでもめまいは起こります。不妊治療をされている方へは、通常の施術に合わせてリラックスしていただけますようできるだけ体を緩める施術を取り入れました。

 

●メニエール病と診断された方

自律神経の不安定がある場合が多いいです。自律神経を整えるためには、暴飲暴食などを避け、十分な睡眠、適度な運動など規則正しい生活をするようにアドバイス。