イルカって癒しの効果があるの？
毎日忙しく過ごしているとふと「誰かに癒してもらいたい～」って思う事ありませんか？
以前「香りの癒し」について書かせていただきましたが、物や環境によるヒーリングだけでは心身の回復・本当の悩みを十分に解消しきれない事も多くあります。
「だれかに」とか「誰かと一緒」ってとても大切な事で、信頼できる仲間や家族、生き物と触れ合ったり関わったりする事が、癒しや心身回復の近道に繋がることが多々あります。
仕事と私生活共に忙しく過ごしていた私に、先日親友がイルカと触れ合う旅「ドルフィンヒーリング旅行」を企画してくれました。
入り江に作られたイルカ専用のいけすに８頭のバンドウイルカがいて、海に入ってプカプカ浮いているだけで、イルカさん達が人懐っこく近くに寄ってきてくれて、触ったり、一緒に泳いだり、頬にキスしてくれたり・・と。
私のパートナーのイルカは、好奇心旺盛でわくわくするような刺激が大好きなおねだり上手なサクラちゃん。
思いっきり弾けたいって思っている私と相性が合い「いっぱい触って～」って言わんばかりに、積極的に私の周りを回遊したり、胸びれを差し出して「握手して～」っていっぱいおねだりもしてきたりと、とにかく活発なサクラちゃんがいっぱい遊んでくれました。
トレーナーの方が言っていましたが、
イルカはその人がどんな人なのかすぐ分かる、そして一瞬でその人に合わせられるんだそうです。
当日は強風だったので予定していた漁船乗船体験は出来ませんでしたが、天候がよければ入り江を出て、近郊の島巡りが体験でき、船上からしか見ることができない大自然を満喫できるそうです。
非日常的な環境の中で、非日常的な大きなイルカと直接触れ合いながら一緒に泳いた事が癒しとなったのか、それとも潜在的な治癒力が刺激されたせいなのか、あれ以来、不思議に優しい気持ちとポジティブな感情が芽生えて、今も心穏やかな状態が続いています。
「優しい心」「ポジティブな感情」「心穏やか」
私の内面で生じたこれらの変化は
イルカによるヒーリング効果
なのでしょうか。
イルカによる治療効果（イルカ療法）はまだ科学的に確立されていないようですが、人がイルカと一緒に泳ぐ事により、うつ病や自閉症の効果があるのではと研究されています。イルカが一緒に泳ぐ事で、自分に合わせてくれていると感じ、自分の存在を認めてくれた喜びや自己肯定感なども育まれるそうです。
また、イルカは弱った仲間をかばう習性があり、怪我をしたり病いのある人を瞬時に見分けて特別に扱おうとする性質があるそうです。
さらに、人間の脈拍や血圧の状態がわかったり、例えば、怪我などで右手が不自由な方がいれば、右側にまわってきて不自由な側をかばうように併泳するのだといいます。
イルカの脳の特徴としては、知覚した事と今までの記憶や感情を一瞬で結びつける事が出来る処理能力があるそうで、感じた事を速いスピードで処理しそれを瞬時に発信する事ができるテレパシーのような特殊な能力が、「セラピー」に活かされているのではないかとも言われているそうです。
また、頭部にある器官から超音波を出して、物の大きさや形、仲間ともコミュニケーションを取るなどの能力も持っているそうです。また、一定の周波数は心身に良い影響を与えたり、イルカと一緒に泳ぐ事で人を癒す効果や能力を高める、という研究報告もされていますが、イルカがどうやって人の心を癒したり、病気を治すのかの科学的なエビデンスはまだ解明されていないません。
見解はさまざまありますが、超音波やテレパシーのような特殊な脳の処理能力など 計り知れないイルカの未知の能力によって、疲労物質が蓄積した疲れた体を癒し、私の内面を穏やかにして元気パワーを補充してくれたのだなぁと実感しています。