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持久力のある疲れにくい身体を作ろう  

 先日、我が家に北海道産の鮭とイクラが届きました。

炊きたての白米、焼くとわずかに油が浮かぶ鮭、キラキラと輝く真っ赤ないくら・・・。

なんて美味しい親子丼!何杯も食べてしまいました(笑)  

   ・・今回は、横田が書かせていただきました。 

 

 

ところで鮭は紅色をしていますが、赤身の魚ではなく実は白身魚だという事はご存知ですか?

 

鮭が主食とする甲殻類には赤い色素が含まれているため、赤く見えるそうです。

色素が沈着することによって色が決まることもありますが、多くは持久力、瞬発力、どちらがその魚にとって必要であるか、という違いになります。

酸素を多く供給する赤いタンパク質が多く含まれていれば持久力に富み、少なければ疲れやすいが瞬発力に富みます。

赤身魚の代表格であるマグロは生涯泳ぎ続けていますし、あまり動き回らずに餌を捕食する時だけ素早く動くカレイやヒラメ、鮭は「瞬発力」に優れた白身魚になります。

 

 


人間にもこの違いは当てはまります。

 

 

人体には600以上もの筋肉がありますが、同じ部位にある筋肉でも赤みが強かったり、白みが強かったりと、「赤筋」と「白筋」の筋繊維の配合率が違います。

はっきりと区分はされていませんが、表層にある多くの筋肉は白みが強く、深層にある筋肉は赤みが強く構成されています。

 

この深層の筋肉は、俗に【インナーマッスル】と呼ばれています。

 

持久力に富むインナーマッスルは、脂肪を燃焼させてエネルギー源とするためダイエットに効果的だったり、姿勢を維持したり、関節を保持したり・・・ と、縁の下の力持ちのような働きをします。

 

ここが弱ってしまうと・・

 

 太りやすくなった、長時間仕事をしていると以前と比べて疲れやすくなった、綺麗な姿勢を保てなくなった・・・などの弊害が出てきます。現代の生活では、車や電車を使えば長距離の移動も楽ですし、意識して気をつけていなければすぐに衰えてしまいます。 

 (記:横田)

 

 

肉質の体?

筋肉質でスリム型?

スリム型だけど疲れにくい体?

ぽっちゃり体型の改善、ダイエットしたい、など、

理想の体型に近づけるためには、鍛える筋肉が違います。

 

 

① 持久力のある疲れにくい体・ダイエットしたい時は

 「赤筋」を多く含む筋肉を鍛える運動

 

② 強くて大きい筋肉を作りたい・基礎代謝を向上させたい時には

 「白筋」の含有量が多い筋肉を使う運動をすると効果的です。

 

 

 

当院の鍼灸院には①を希望されている方が多いいので、今回は私が日課としている基本的なトレーニングを簡単に紹介します。

 

は、簡単なストレッチをして体を目覚めさせる。四肢を四方に伸ばすストレッチ、背中をそらすストレッチ(後屈)、開脚ストレッチ。体が温まったら軽く乾布摩擦を2-3分程してから着替えます。その他、重心を崩して行うバランスボールに乗って10分くらいコアを意識した動きと、ピラティスで少しだけ負荷をかけたトレーニングを15分ぐらい行います。

 

夕方夕食後は、道具や指導者無しでのゆっくりとした筋トレ、笑顔で20分以上走っていられるぐらいのジョギング。

その他、週に1-3回ほど、ピラティス、ヨガ、ダンス、サーキッドトレーニングなども行って体を動かしています。

 

 ポイントは、しっかり呼吸をしながら、長めの運動をするような気持ちで動かし続けることが大切です。

 

定期的に運動されている方もそうでない方も、「健康な体」「疲れにくい身体」を作るために意い。

 

 

 

 

  — 追記 —

  当院の鍼灸院に来られている方で、最近太ってきたので「耳ツボ」をしてほしいとの要望がありました。ご希望の方はメニューには書いてないのですが、「耳ツボ」ではなく「耳鍼(正式には円皮鍼と言う)」をさせていただきますのでご相談下さい。